2019年03月29日

3月29日の記事





インドの修行が動機なので、しかもそれが偶発的なことが動機となって私の心を決定させたからそれを参考に話してみたい。

「あなたの言った天の声というもの少しも聞こえません」「聞こえないかい」「ええ」「そんな筈は無いなあ、

本当に天の声を聞こうとしてみたかい」「ええ、しょっちゅうしているんですよ、自分でも驚く程真剣にやってみるんですけど」

「真剣にねえ、その時水の音は勿論、鳥の鳴く声その他一切の音も聞こえてるかね」

「さあ、そいつは気が付きませんでしたなあ」

「ほんとから言うとねどんな音を耳にしていても心がそれを相手にしないとその時天の声が判って来るんだよ」

「えーーー!そうですか、心が相手にしなけりゃいいんですね」

その翌日から言われるままに心が一切の音の相手をしないように一生懸命やってみたがこいつは駄目だ
、聞くまいと思えば思う程聞こえてきやがる。こりゃ難しい行だなあ、と思ったけれども相手にしまいとすればするほどいけない。
その相手にしないと思うことの方が心へどんどん食い込んでくるんだ。

なかなかうまくいかない。こりゃずいぶん困ったよ。私もねえ、およそ3ヶ月ぐらいこういう状態だったなあ。半分神経衰弱に罹った。
口惜しいけどどうしてもうまくいかない、しょうがないから降参しようと思ってね「なかなか、心と耳を別々に使い分けるってことは難しいことですなあ」と言ったんだ、そうするとね「そうねえ、難しいと言えば難しいねえ、しかし、易しいと言えばやさしいねえ、お前さんはその難しい方のことを考えているから難しいんだよ。

まともに心と耳とを使い分けようとしてやいないかい、それじゃとても難しいぞ」こういう風に意味ありげな事を言うんでね、
その意味が分からないもんだから「それは難しいですねえ、その意味は」って尋ねたんだ。
「こうやって私と話をしている時耳に私の声の他にやっぱり何かの声や音が聞こえているんだけどもねえ、でも心はそれを少しも相手にしていないだろう、私の声とだけ取り組んでいるんだろう、お前の心は。それと同様の心持ちになればいいんだよ、そうすればまともに使い分けていないことになる。」

「ああ、そうか」と思ったよ。

れから、ああでもない、こうでもあろうかと文字通り千思万考したっていうのが嘘でない本当で、やってみたけどどうも相変わらず駄目なんだ。
そこでもう、心も根も尽き果ててフラフラして「こりゃ、難しいことやったって駄目だ、こんな事止めた天の声なんか、天の声なんか聞かなくったっていいや、今までだって天の声聞かなくったって生きてられたんだ、もう止めだ、こんな難しい事。」やけくそみたいな気分になっちまったんだ。いきなり仰向けにひっくり返って目を半眼にして空を見たんだ。日本の初秋のように晴れた空にちぎれ雲が所々フワー、フワーと漂っている。その雲の様々なのに思わず興を感じてフワーっと見入っている内にフッと気が付いてみると耳にいろんな鳥や獣や、虫の声が滝の音と共に絶え間なく聞こえていても私の心は見ている雲にフーっと繋がっている事に気づいた。全然それらのものとは離れて漂う雲の中に私の心が入って無心でいる自分に気づいたんです。

何にも考えていない。あっ、これじゃねえかしらんと思ってね。 刹那の悟りでしょうなあ。

思った途端にボロボロ涙が出てきてね。

人が居ないんですから大きな声出して泣いちゃったよ私。
ああ、こういう心持ちの中に天の声というのは聞こえるんだな。 聞こえました。
もう、その時は駄目だ。我に帰っているからね。何も聞こえない。やっぱり駄目じゃねえか。
何だかへんてこになっちゃってね。
我が身で我が身が判らない気持ちになっちゃって、その帰りがけ質問したんです。経験したことをつぶさに説明したんです。

「ちぎれ雲を見ている時に、フッと無心の自分に気が付いて、その時に天の声が聞こえると思って天の声を聞こうとしたら聞こえませんでした」と言ったら「それが天の声だよ」って言うから

「エーッ!」

「天の声というのは声なき声だよ、絶対の静寂、absolute stillbess,that is」

「あっ、そうか、その絶対の音の無い世界に心が入った時が天の声を聞いた時?」

「ああ、そうだよ」


中村天風 講演 人生観の一部より

4月7日 鶴岡勤労者会館にて午前9時半より中村天風先生の「心身統一法」を学ぶ集いがあります。
公益財団法人天風会の公認講師の先生によるご指導がございます。
ご興味のある方はコメント欄からお問い合わせください。 参加は自由ですが事前にお申し出が必要です。  


Posted by asone at 12:28Comments(0)

2019年03月28日

自分には自分に与えられた道がある






自分には自分に与えられた道がある

どんな道かは知らないが

他の人には歩めない 自分だけしか歩めない

二度と歩めぬかけがえのないこの道

  ~~ 中略 ~~

他人の道に心をうばわれ 思案にくれて立ちすくんでいても

道は少しもひらけない

道をひらくためには まず歩まねばならぬ

心を定め 懸命に歩まねばならぬ

それがたとえ遠い道のように思えても 休まず歩む姿からは

必ず新たな道がひらけてくる

深い喜びも生まれてくる


道    松下幸之助 




「いま目に触れているものはすべての物という物 、宇宙、自然創造物以外のものは

良く考えてごらん。何から出来ているかということを、それはすべて人間の心の中

からの思考から生み出された物でしょう。 

それがそうだとわかれば、あなた方の一生もまたあなた方の心の中の考えや思い方

で良くも悪くもつくりあげられるものだということがわかりゃしないかい。」

 盛大なる人生  中村 天風



  


Posted by asone at 18:22Comments(0)

2019年03月26日

憎は水に流せ!


春霞の中の月山  鳥海山は姿を見せてくれませんので



     功は人に譲れ


     憎は水に流せ


     恩は胸に刻め

             
 
     (有)かほり堂  山口 俊介




おかしな奴が世の中にいるもので、中には他人が憂鬱(ゆううつ)になったり、悲観し
たり心配していると、同情の垣根を飛び越しちゃって、相手をよけい心配させたり
悲観させたりしている奴がある。

そして、もっと飛び抜けた慌て者になると他人の言葉や行動にまで自分の心を影響さ
せちまって、不愉快になったり、不機嫌になったりし合う人がある。

それが人生をどんどん値打ちのないものにしてしまう原因だということに気づかない。
これは実に滑稽千万だよ。

中村天風 講演より
  


Posted by asone at 15:13Comments(2)

2019年03月25日

イチロー選手引退会見の最後の言葉 



アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。

このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。
この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。

孤独を感じて苦しんだこと、多々ありました。

ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと今は思います。
だから、つらいこと、しんどいことから逃げたいというのは当然のことなんですけど、

でもエネルギーのある元気のある時にそれに立ち向かっていく。
そのことはすごく人として重要なことではないかと感じています。

お腹すいた。しまったね、最後。
いやあ、長い時間ありがとうございました。眠いでしょう、みなさんも。じゃあ、そろそろ帰りますか。

イチロー選手引退会見から


次は過去のイチロー語録より


壁というのは、できる人にしかやってこない。

超えられる可能性がある人にしかやってこない。

だから、壁がある時は

チャンスだと思っている。




努力せずに何かできるようになる人のことを

「天才」というのなら、

僕はそうじゃない。努力した結果、

何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、

僕はそうだと思う。

人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、

それは間違いです。


イチロー語録より  


Posted by asone at 13:41Comments(0)

2019年03月23日

中村天風の教え 「人生は、現在ただ今を、 尊く活きること」


雲の中の鳥海山 3月23日

■人生は、現在ただ今を、 尊く活きることである■

怒ることや、悲しむことや、怖れることが、およそ人生にくだらない
無駄なことであることが分明し、
同時にどんな場合にも、正直で、深切で、愉快であらねばならない、
否、そうあることが一番人生幸福の秘訣であることが諒解されたことと信じます。

とにかく、人間の心というものは、油断をすると、「現在」からいつしか離れて、
役にもたたぬ、否、役にたたぬどころか、その結果が自己をあるいは病難に、
あるいは運命難という人生不幸に陥らすべく余儀なくされるような、

あらずもがなの方面へと「執着」せしめやすいといういわゆる「傾向性」をもっているもの
なのであります。

人生の刹那(せつな)刹那=その現在現在の「心の動き」に、
厳格な監督を施すことなしに、ただ漫然と、心の前に表顕する一切事象に
何らの用意なく応接するために、

即座にその相対事象に組み伏せられ、貴重な人生を喜劇的の悲劇に
してしまうのであります。

心というものは、人生の相対事象に引きつけられるために人間に
与えられてあるのではなく、

相対事象を己れの心に受け入れるために賦与されているものであります。

絶対に、

●怒らないこと

●怖れないこと

●悲しまないこと

そして、どんな場合にも、正直で、深切で、愉快であるよう、
それを厳(おごそ)かな自分自身の誓いとして実行せねばなりません。

日夕つねに活きがいを感じる人生に人間というものが活きられるのが
当然だということも、ハッキリと信念されるようになれるのであります。

ただ理屈なしの実行にあるのみであります。

中村天風『哲人哲語』 より

3月24日 鶴岡勤労者会館にて中村天風先生の教え・「心身統一法」を学ぶ集いがあります。  


Posted by asone at 11:09Comments(0)

2019年03月22日

あなたが土の中に種子を埋め込むとき


20018年の桜 at 日和山



 

        あなたが土の中に種子を埋め込むとき、

        その種子は普通茶色で乾いていて

        その中に命が宿っているようには見えません。

        にもかかわらず 、あなたは その種子を信頼して植えます。

        時が来て、それは成長してゆきます。

        その種子は、自分がどんなものに成長してゆくか知っています。

        あなたは種子の袋に書いてあることから 、何を蒔いたのかを知ります。

        あなたは信頼し、 植物は信頼したとおりに育ちます。

        ある正しい考えや思いを心に描くとき 、あなたはその考えや思いから、

        完全なものが育つのだと 、全面的に信頼しなければなりません。

        あなたの信頼と自信が強固でゆるぎない時 、

        こうした建設的な思いや考えは成長し発展してゆきます。

        こうした方法で 、あなたは何事も達成することができます。

        仕事を成就するのは、ひとりひとりの中にある内なる力です。

        それこそが、あなたの中にある 私なのです。


          心の扉を開く  アイリン・キャディ  


Posted by asone at 10:53Comments(0)

2019年03月21日

3月21日の記事


本日は曇りのため 春の夕陽を




世界で最も素晴らしく、 最も美しいものは、


目で見たり手で触れたりすることはできません。


それは、


心で感じなければならないのです。



 ヘレン・ケラー



「大定心」というのは、どんなとき、どんなことにも、いささかも動揺せぬ心、

いいかえると、いかなる場合にも、怯(お)じず、怖れず、急がず、焦らず、
いつも淡々として極めて落ち着いている心である。

これをもっと適切な状態でいえば「何事もないときの心と同様の心の状態」である。

あの古い句で有名な「湯上りの気持ちを欲しや常日頃」
というのが、この心持ちを最も真実に形容表現している。

要するに、何事もないときの平静の心こそ、
大定の心なりということである。

中村天風 「真理の響き」より

中村天風先生の「心身統一法」を学ぶ集いが3月24日鶴岡勤労者会館にておこなわれます。
  


Posted by asone at 10:39Comments(2)

2019年03月20日

3月20日の記事


3月20日 朝の鳥海山

天風道で言う、いわゆる絶対的な積極心が、あらゆる敵をも、いわば即座に味方にしえた
という、これが心の力の実際的な証拠であります。

心の力が勝れば、敵をも味方にすることができるんです。
ましてやいわんや戦もないこの現代。私はいつも言うでしょう、

憎い人があろうはずがない。あなた方がなにか憎らしいことを
考えているだけだ、と。

凡人は敵対し、優れし人は和合する。ケンカすることより、仲良くすることを
まず考えなきゃだめですよ。

中村天風 一日一話より  


Posted by asone at 09:18Comments(0)

2019年03月19日

3月19日の記事




   ほとんどすべての人間は、

「もうこれ以上アイディアを考えるのは不可能 

というところまでいきつき、そこでやる気をなくしてしまう。

   いよいよこれからだというのに・・・・・



     トーマス・エジソン  


Posted by asone at 15:03Comments(0)

2019年03月19日

3月19日の記事

人生というものは、健康難や運命難と闘う世界ではない。

健康難や運命難を超越せる進化と向上という
宇宙本来の目的に順応することを、その全生命の使命とすべき
貴重な世界なのである。

中村天風  哲人哲語 より
   


Posted by asone at 15:02Comments(0)