2022年01月30日

「現象の背後に必ず実在がある」


地吹雪の一日


人生に生きるときね、こういうことを忘れちゃっているんですよ。

「現象の背後に必ず実在がある」という真理を忘れちゃっているからなの。

これちょっと、初めての人の耳には不思議に聞こえるかもしれないけど、

これはこういうわけなんだ。

目に見える現象の世界は、目に見えない一つの大きなエネルギーがこれをつくったんだと。

そのエネルギーそれが実在だ。

普段講習会で言っている「Vril」ね、それなんですよ。

哲学のほうで言う「自然」「造物主」、宗教で言う「神」「仏」、

インド哲学はこれを「宇宙霊」と言っているがね。

要するに造物主、宇宙霊、いわゆる神というものは、

あらゆるものを完全な姿であらしめようとする尊いもの。


「真人生の創造」  中村天風  PHP研究所  


テレビから伝わる連日のコロナ情報は、異常とも思える数値を伝え続けています。

山形県も例外ではありません。

目に見える現象の世界は、目に見えない一つの大きなエネルギーがこれをつくったんだと。

そのエネルギーそれが実在だ。


目に見える現象の世界は一人一人の人生に現れる現象だけではありません。

「コロナ禍」というこの現象は、人類の異常なまでのエゴが創り出していると言い切っても言い過ぎではありません。

なぜなら人間もまた、そのエネルギーの分派であるからです。

人類はエゴを肥大化させて滅亡に向かうのか、それともリカバーできるのか!?

岐路に立たされています。



  


Posted by asone at 16:48Comments(0)

2022年01月20日

「  研心抄  」  より




つかの間の青空、 雪景色が美しい



尤も物質科学のみに心酔していわゆる科学的迷妄に陥っている人には、

この霊能とか霊力などという言葉は、その理解にピッタリとした手答えを与えぬかもしれないが、

このastral senseなるものは決して超科学的な高遠の処にあるものではなく、

きわめて手近も手近、自己の生命に実在しているものなのである。


中略


物質的の肉体(material body)に五官感覚(physical sense)のあるのと同様に、

非物質的の霊体=astral bodyにもastral snnseがある。

是が即ち俗にいう六官或いは七官と称する作用をなすものなのである。

そしてこの六官以上の作用を行うastrsl sennseは普通五官感覚の達し得ない特殊の感応を有するがために、

それが発動するとこれらの消息を承認されない人からは往々不思議とか奇蹟とかいう呼称を受けるのである。


「  研心抄  」   中村天風著    中村天風財団




  


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2022年01月15日

「自己をつくるのは自己なり」


財団法人天風会 公式 配信 You tube より  ほかにも公開されております。

師の教え

「  自己をつくるのは自己なり  」



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ここからは私見です。

自我は自分ではあるが、真の自己ではない。



飛行機やロケットがものすごいエネルギーを使うことで、地表から離れることができるように、

肉性意識から離れることは、たゆまぬ強い情熱というエネルギーが必要となるのでしょう。


変異し続けるコロナウィルスが人間社会に警鐘を与えているように思います。

私たちは現象界のシグナルから、何を学べばいいのでしょうか。












  


Posted by asone at 17:55Comments(0)

2022年01月12日

潜在意識の尊い働き


冬将軍 再来!



師の教え  

潜在意識の尊い働き

「潜在意識の機能が実在意識の方にいい合図を送り、ヒントを与え、時には答えを与える。

それによってお前の『いのち』は悟りに導かれ、自覚を促し人格ができていくのだ」



「潜在意識は問題が大きければ大きいほど大活躍する」
  


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2022年01月10日

1月10日の鳥海山


1月10日の鳥海山



人生の出来事すべてに対しても、自分の人生の前にあらわれるものは、

みんなこれは、自分というものの価値認識のために必要な相対的な尊いものだと、

こう考えるのが一番いいんですよ。


ほんとうの心の力  中村天風  PHP研究所   「敵は恩人」の項より抜粋




師の教え    「尊く、強く、正しく、清く (尊・強・正・清)」


天風哲学を学んだことのある人は、解説するかのように「絶対積極」という言葉を出してきます。

どうしても「尊く、強く、正しく、清く」活きているのかどうか、常に顧みることの重要さを忘れがちです。

ことばの意味はうまく説明できなくても、こころにことばが浸透してくることにより、

生活の中の場面場面においてこころが反応してくれるようになります。

「実践哲学」であることを忘れずに、謙虚に心がけていきたいものです。 










  


Posted by asone at 09:11Comments(0)

2022年01月06日

合気道 多田 宏 師範の講話


多田 宏 合気道師範の講演 画面をクリックすると始ります。
18:30ごろに中村天風先生のこともお話しされています。


私は早稲田大学に昭和35年に合気道会が設立された時、

呼吸法と以心伝心の稽古をすぐ行いました。

天風先生から「直ぐやってみろ」と言われたからです。

今でも稽古が終わる前に、「以心伝心」の基本練習をすべての道場で行っております。


稽古の時、身体の動きの手順は誰でもわかります。

しかし、どういう心で行えばよいかということは、いくら説明してもわかりません。

ところが、天風先生に教わったテレパシーの練習を二人ないし複数の人で行うと

一人では簡単に入れない軽いトランス状態で稽古を行うことが自然と会得できるようになるのです。


「志るべ」2019年6月号  財団法人天風会発行  より


  


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2022年01月04日

二人の刀鍛冶の話 


松下幸之助 翁の講話 


ある時、二人の刀鍛冶がいた。その二人には弟子が何人もいたが、

一人の師匠は懇切丁寧に刀の作り方を教え、弟子を鍛えた。

そのおかげでほとんどの弟子は立派な刀鍛冶になった。

しかしもう一方の師匠は、弟子に何も教えない。

水汲みをさせたり、掃除をさせたり、師匠の世話をさせたり、

ただそれだけでまったく刀の作り方を教えようとしない。

そのせいでほとんどの弟子は途中で修行をやめてしまった。

しかし、なかにたまたま何かの拍子に師匠の仕事ぶりを見ながら

刀鍛冶の方法を自分で悟り、大変な名人になるものが出てきたという。

前の師匠のもとからは十人の上手な弟子が排出したとしても、

時代を揺るがすような名人は出てこない。

しかし、あとの師匠のもとからは名人が生まれるのである。


松下翁は、いつも人の話に謙虚に耳を傾けよと訴えながら、

別の瞬間にはそのすべてにとらわれず

「自ら悟れ、名人になれ」ともいう。


松下幸之助 翁 82の教え  小学館文庫より


あけましておめでとうございます。

2022年もよろしくお願い申し上げます。  


Posted by asone at 17:48Comments(0)