2022年09月25日

9月25日の記事


9月25日の朝日



1998年、ランドール博士に5次元時空研究のチャンスが訪れる。

博士は当時、マサチューセッツ工科大学の教授として素粒子の共同研究をしていた。

そしてその研究で原子核を構成する素粒子のなかに、この世界から姿を消すものがあるという矛盾にぶつかる。

なくなるはずのない素粒子が姿を消すのはなぜか。

わたしたちの世界を取り囲むべつの次元あると仮定すると、

矛盾が解決することにランドール博士は気づいたのだ。

博士と共同研究者は異次元の形を特定するために、思考錯誤を繰り返した。

 はじめは、この異次元がとても小さいと考えたがうまくいかない。

次にドーナツ状のモデルも検討したが、この説もうまくいかなかった。

さまざまな可能性を検討した結果、異次元世界がわたしたちの3次元空間を取り巻く巨大な時空であることを理論立証したのだ。

リサ・ランドール異次元は存在する  若田光一+リサ・ランドール  NHK出版


Youtubeより 画像をクリックすると動画が始ります。

私たちの五感で感じ取れる宇宙はごくごく限られた世界であり、理論物理学の世界では、多次元(高次元)の世界が存在するということが
立証されつつあります。


われわれが知覚できる寸法においては、「重力」と「電磁気力」しか観測されませんが、ミクロな世界には、

さらに、「強い核力」と「弱い核力」が存在します。

それらがすべて統一できるのは、「プランク・スケール」以下の寸法ですが、そこは完全に謎に満ちた未知の世界であり、

そこで通用する言語や論理や数学は、今のところありません。

プランク・スケールというのは、そこまでは通常、この限界を超えた精妙な世界には“何物も存在しない”とするのは独断でしょう。

この限界を超えた精妙な世界には“何物も存在しない”とするのは独断でしょう。

むしろそれを超えたところには、いまだわれわれがその本性を、ほとんどあるいはまったく知らないさらなる領域が・・・

そのような一群の領域が・・・・確実に存在すると考えられます。

物理学者 デビッド・ボーム




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哲学を超えて、この宇宙は人知を超えた世界であることを感じ取れます。

「この世」と「あの世」などという簡単なものではないのです。 摩訶不思議な世界です。













  


Posted by asone at 11:36Comments(0)