2020年11月13日

情けは人の為ならず

情けは人の為ならず
11月12日の鳥海山 


縁もゆかりもない他人様の「いのち」に関わった話


その1

はるか昔の話です。

私は当時神奈川県横浜市に住んでおりました。

その日は台風が関東を通り抜けようという日でした。

私と男友達3人は、マリンスポーツをやっておりましたので、台風のうねりを目当てに

鎌倉、藤沢方面へ向かうために車で横浜横須賀道路を南下していました。

朝の相当早い時間です。

台風の影響が残る豪雨のあとでした、自動車専用道路を走っておりますと土砂崩れのがれきが目の前に現れました。

土砂崩れだけでなく家が壊れて1軒崩れ落ちていました、

幸い道は通れるぐらいの幅は残っておりましたが、勇敢な若者4人は車を路肩に止めて、

「これは人命救助だべ」と・・・行動したのです。

今のように携帯電話とかある時代ではありませんので、私たちが最前列にいた車でしたのでそのように

したのだと思います。

「誰かいますか?」と土砂まみれのがれきで声をかけていますと、かすかな女性の声が聞こえました。

気づいたら私たち4人以外にも人が集まり7~8人ぐらいはいたと思います。

みんなで集まりがれきをとり除きパジャマ姿の初老の女性を助け出しました。

女性は上半身泥だらけで、口の中まで泥が入っていました。

安全な道路のアスファルトの路面まで助け出しました。

今でも記憶にあるのは、まだ小雨が降っている中、濡れた道路のアスファルトに座ったまま水たまりで顔の泥を洗う女性の姿です。

「ありがとうございました。」と何度も何度も頭を下げながら言っておりました。

助け出した人の中に看護師さんがいて、救急車を待つより私が病院まで連れて行きますと、自分の車に乗せて送っていきました。

家の中に他にご家族はいないという事でしたので、私たちもその場を去りました。

車に戻ると足の裏が痛い、4人とも足の裏が痛いと言い出したのです。

壊れた建物から出ている釘をふみつけていました。しかし必死な思いは、痛みなどお構いなしにがれきを取り除いていたわけです。

靴を脱いでみると靴下が血だらけでした。

他人様のいのちに関わった20代の思い出です。









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