2020年05月12日

中村天風先生のご講話より



必要なのは考えることではなく、やってみることです。 



それでは中村天風先生のご講話より


問題を与えられた。「人間の命の中に永遠に不変にして完全で円満で具足のものがある。考えろ」それだけなんだ。

人の命の中で永遠に不変で完全で円満でかつ全てが備わっているものがある。それは何だ、考えろ。

数日瞑想した結果、ああこれは人間の悟りの鍵を握るいわゆる本心だなあと気付いたんであります。

人間の命に与えられた完全なもの=本心

人間の真髄たる魂の中には一切のものを知り又一切のものを産み出す所の力あるものが宿っているんです。

それが本心なんです。そしてそれが活動して悟りを開かす働きをなすんです。


偉大な発見、何も高等数学ばかりでなく何事に対しても普通の人間が考え切れない事柄を考え出すというのはこれは悟りの力だから。

それはつまり本心が動的に活動した時に生ずる現象の中にそれが表れて来るんだ。


本心の発動と悟りの関係

悟りなるものを現実化するのが本心だとするとそれじゃどういうわけで本心が発動するとそうした微妙な現象が表現するかということなんだ。

こいつは判かっときゃなきゃ駄目だよ。

見ゆる世界の背後に見えざる世界がある。
  


Posted by asone at 21:47Comments(0)