2023年04月14日

ミュータント・メッセージ ・ 岩手山

ミュータント・メッセージ ・ 岩手山

岩手山   岩手山パーキングから


ミュータント・メッセージ ・ 岩手山

ミュータント・メッセージ  マルロ・モーガン  角川書店

何も持たずに生まれ、何も持たずに死ぬ。灼熱の大地で目撃した最高に豊かな人生。オーストラリアのアボリジニ〈真実の人〉族とともに旅した120日間。私は文明人に伝えるべく人類五万年の生きる知恵を託された。



著者 マルロ・モーガンはアメリカ人の女性 ひょんなことからアボリジニと旅をすることになったその体験を基にした小説



アボリジニたちにとって、生命の誕生については次のように説明している。


彼らにとっての新しい生命とは意識的な創造の行為なのだ。

赤ん坊の誕生は、一人の仲間の魂のために肉体を用意したという意味を持つ。

私のいる社会とちがって欠陥のない肉体がよしとされるわけではない。

完璧なものは肉体の内に宿る目に見えない魂であり、もっと磨かれて向上するために互いに与え合うものとされている。




また、アボリジニたちのコミニュケーションの取り方は、言語よりテレパシーによる割合が多いという。



ある時、若者の一人が特別の仕事をしに行きキャンプ地から離れていった。

みんなで数時間ほど歩いたとき、族長が立ち止まってひざまずいた。

みんなが彼の周りに集まった。

彼はひざまずいたまま両手を前に差し出してそっと揺すった。

オータ(族長)になにか起きたのか質問すると、

彼は静かにするようにと合図した。

誰も口をきかず、真剣な顔をしている。

ようやくオータが私の方に顔を向け、早朝に出ていった若者がメッセージを送っていることを説明してくれた。

彼は仕留めたカンガルーの尻尾を切っていいかどうか許可を求めているという。

毎日みんなが無言で歩くわけがようやくのみこめた。

この人々はメンタル・テレパシーで通じ合っているのだ。

私はそれを目撃していた。

何の音もしないのに三キロも離れた人同士がメッセージを交換しているのだ。



著者は最後に次のように感想を述べている。


その旅の後半で彼らは私のテレパシー能力を高めようとしてくれたが、

心や頭になにか隠そうとする部分がある限りうまくいかないことがわかった。

あらゆるものにたいして心を開かなければテレパシーは通じないのだ。


この本を読むと驚くことが多く書かれています。

人間の本来持つ能力がどのようにしいていると開花できるのかが見えてきます。

書ききれませんが、病気を治す方法などは驚くばかりです。


次回は師である先生から直接教えていただいたテレパシーの実験「頭上法」で得た

私の不思議な体験について書きたいと思います。

















Posted by asone at 19:57│Comments(0)
 
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