2019年06月08日

病なり運命から心が離れたとき



本日は雨のため6月2日の鳥海山



病なり運命から心が離れたときは、病があっても、その人は病人じゃない。

運命が悪くても、その人は運命の悪い人じゃない。

ようく寝てる人間は何も知らない。何も知らない人間に病があるか。
目がさめて、ああ、病がある、と思うんじゃないか。

運命がよくっても、いいか、運命が悪いときのことを考えてりゃ、
その人は運命が悪いのと同じだ。

そのくらいのこと、改めて私から聞かなくたって、もうわかってるはずだ。


中村天風「一日一話」より
  


Posted by asone at 09:45Comments(0)